Raspberry PiでWifiを設定する方法
目次
Raspberry Pi のWifi設定について備忘録を書きます。 なお、今回私が使っているのは Raspberry Pi 3B+ になります。
Raspberry Pi のGUIから設定する方法
Raspberry Pi にディスプレイを接続して使う場合、画面右上のネットワークアイコンをクリックすると接続するSSIDを選択できます。
これはPCを普段使いしている人であればそんなり見つけられる方法です。
ファイルに設定を書く方法
GUIから設定する方法の場合、Raspberry Pi の起動時には自動で接続できないケースがあります。 ここでは予めファイルに設定を記載しておくことで自動接続させる方法を紹介します。
Raspberry Pi 内の /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
にWifiの設定を書き込むことができます。
1sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
以下のように network=
で設定を追加できます。
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
ssid="1つ目のSSID"
scan_ssid=1
psk="1つ目のSSIDのパスワード"
key_mgmt=WPA-PSK
}
network={
ssid="2つ目のSSID"
psk="2つ目のSSIDのパスワード"
key_mgmt=WPA-PSK
disabled=1
}
network={
ssid="3つ目のSSID"
key_mgmt=NONE
wep_key0="3つ目のSSIDのパスワード"
disabled=1
}
scan_ssid=1
を指定するとステルスモードのSSIDと接続することができます。また、優先的に接続しないSSIDは disabled=1
で無効にしておくこともできます。
psk
にはSSIDのパスワードを平文で指定することができますが、好ましい状態ではないため暗号化した文字列を使うようにしましょう。
wpa_passphrase
コマンドを使います。
1wpa_passphrase ${SSID}
この後、SSIDのパスワードを入力すると暗号化文字列を生成できますので、それを psk
の所に記載すればOKです。